Last Updated on 2024年6月24日 by admin
母親の誕生日、いつも食事に行こうというのも断られてしまい、温泉に行こうというのも遠慮して行きたがらない母に、どうにか喜んでもらえるプレゼントはないかと考え、出張マッサージに来てもらったら喜んでもらえるのではないかと思い付きました。
母の誕生日当日、事前に出張マッサージを依頼していたのですが、母が遠慮することを承知で私は食事などが落ち着き、母がお風呂に入って寛ぐ時間を見計らって、出張マッサージの依頼をしていました。母はパートを掛け持ちしており、どちらも立ち仕事をしていて辛そうだったため、マッサージに行きたいとぼやきながらも、連れていってあげると言うと、異様なほどに拒絶をし、遠慮をしてしまうような人で、誕生日くらいは何かをしてあげたいと思っても、いつも物をあげるくらいしか出来ませんでした。
約束の時間になってインターホンがなると、母は驚いた顔をしていましたが、私が事情を説明すると、もったいないからとそれでも拒否されました。来てもらったのに帰らせるのは非常識じゃないかと言うと、ようやく折れて、マッサージ師の方を迎え入れてくれました。私は邪魔をしないようにし、終わったと声をかけられると、母は嫌がっていた一時間前とは違い、嬉しそうにしていたのです。気持ち良かったと何度もマッサージ師の方にお礼を言い、マッサージ師の方が帰ると、私に照れ臭そうにありがとうと言ってくれました。
出張マッサージを利用しないと、頑固な母にマッサージを受けさせることは無理だったと思います。サプライズの出張マッサージプレゼントは大成功でした。